Q:住宅購入の場合、『固定金利』と『変動金利』どちらがお勧めですか? 30代男性
- M/K
- 2022年8月8日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年8月10日
A:個人的には『固定』がお勧めです。理由はいくつかあります。
まず、現在の日本における金利情勢は圧倒的に低金利です。世界的に見ても低金利であること、不動産市場や社会的信用が高いことから、海外の個人・機関投資家が東京などの不動産をこぞって購入している程です。不動産の価格自体は決して安いとは言えませんが、投資目的の場合は原則として、賃料収入による『利回り』と『調達金利』とのギャップ(イールドスプレッド、つまりは利回りと調達金利の差)を重視して投資先を決定しているからです。
話は少し逸れましたが、現在の金利は世界的・歴史的に見ても安いということ、また、『低金利下で金利を固定しておくことは資産運用の基本』と言われています。今後の金利や経済・政治情勢は誰にも分かりませんが、確率的には上昇していく可能性が高いとみるべきでしょう。なお、バブル時の最高金利は8%程度です。現在は店頭金利が2%台、適応金利は変動で0.5%以下、固定で1.35%などです。
私自身は、とにかくたくさんの不動産を売り買いして頂いたほうが儲かるのですが、誤解を恐れずに言うならば、現在の固定金利水準で毎月の支払いが難しいとすれば、希望物件があなたの収入に対して『高すぎる』のかもしれません。ご両親からの援助や昇給、副業による収入アップなど、他に何らかのあてがないようであれば、もう一度購入プランを再検討された方がいいと思われます。(頭金を貯蓄する、収支を見直す、購入物件を再検討する、就業を見直す(転職されるなら、ローン審査的に2~3年の勤続年数は欲しいです))
固定金利をお勧めしている理由は、金銭勘定以外にもあります。
『苦にならない』という方は良いのですが、定期的に発表される金利動向や社会情勢を何十年も追い続けるというのは中々に負担が大きく、平たく言えば面倒・精神的に良くないと思われるからです。
なお、『上昇傾向に入ったら、変動から固定に変えればいい』という話ですが、まず、固定金利は変動金利よりも先に上昇します。つまり、変動金利が上昇してきたから即座に固定金利へ変更したとしても、いくらか高値で固定することになります。また、何%になった時点で固定へ変更するといった『損切』の心得も必要となるでしょう。もし少しでも高値で固定することになってしまえば、意図も簡単に現在の変動金利と固定金利の優劣は逆転してしまいます。



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